生地屋さんへ行くとたくさんの種類の生地が並んでいて、どんな種類の生地を購入して良いのか迷っちゃいますよね。
「デザインだけで選んで失敗した」なんて事にならないように、ここでは当店お勧めの生地について紹介します。
※生地の名前と厚みの関係の詳細はこちらをご参照ください。
おすすめ生地:キルティング、11号帆布(はんぷ)、10番オックスなど
内布(裏地)は強度面では必須でありませんが、あれば更に丈夫で可愛く仕上がります。
おすすめ生地:オックス、ツイル、ソフトデニム、綿麻など
薄い生地を使用する場合は、内布(裏地)を推奨します。
場合によっては接着芯が必要となります。
おすすめ生地:オックス、カツラギ、CBポプリン、シーチング、ブロードなど
着替え袋等は、キルティングや帆布でも作製出来ますが、絞り口が堅くなってしまいますので小さなお子様には不向きかと思います。
出来るだけ柔かい生地をお奨めします。
おすすめ生地:キルティング、11号帆布(はんぷ)、10番オックス、かつらぎなど
丈夫な生地で内布(裏地)付をおすすめします。
ラミネート素材の場合は輸送時に折りたたまない等の注意も必要です。
生地には布目があり、裁断の方向を間違えると伸びる洋服やバッグが出来上がります。 布目を理解して購入・裁断しましょう!
織物のよこ糸の方向をよこ地といい、たて地よりも伸びる性質があります。
洋服やバッグを作成する際は、耳を両横に持って「たて」に採寸・裁断するのが一般的です。
型紙を使用する際は、型紙に描かれている矢印(布目線)をたて地の方向に合わせて下さい。
生地屋さんで「1メートル下さい」と言うと、たて地の方向に1メートル裁断してくれます
生地を持ち込み購入される際は、方向を確認してご購入下さい。
キャラクターの生地などで色々な方向を向いた図柄の生地があります。 生地の目によってはどちらの方向でも良い場合がありますが、原則たて取りで作製します。(1枚裁ち) |
生地のよこ地の方向に図柄がある場合があります。その際は例外でよこ取りで作製します。(両耳ボーダーや3段ボーダーなど) 裏側のデザインが逆にならないようにバッグの底部で縫い合わせます。(2枚裁ち) |
お気に入りの生地でバッグを作製したい。「でもどれだけ購入すればいいのかしら?」そんな時は、下記を目安にしてお買い求め下さい。
数字を入力して「計算」を押すと、必要な生地数が分かります。
裁断寸法は、縦:cm、横:cmとなります。
ご購入は+10cm程度でお求めください。
布地は、たて糸とよこ糸が直角に交差しているのが正しい状態です。これらを正しくすることを「地直し」と呼んでいます。
生地のゆがみは型崩れなどの原因となります。地直しは一般に加工前に行っており、当店でも行っております。
又、洗濯後の縮みをなくすため生地により「水通し」を推奨する場合があります。
当店では、特にご指定が無い場合、水通しは行っておりません。
尚、縮みとは別に色落ちしやすい生地の場合も水通しはある程度有効となります。
デニムや、色の濃い粗悪な生地などは雨に濡れてお洋服に色が移った...と言う事も考えられますので生地ご購入の際はご注意下さい。
詳細は下記をご参照下さい。
布バッグのマチは、先生・ご両親・作成者の解釈の違いにより、形や大きさが異なる場合があります。
「先生に言われた寸法で作ったのだけど、うちの子だけバッグ大きくない!?」・・・・・と、失敗しない為にも、マチについて正しく理解しましょう!
まず、こちらのバッグをご覧ください。
百貨店の紙袋みたいな形のバッグですが、縦×横×マチが解りやすいですね。
これは、当店では「別マチ」と呼び、側面に生地を縫い合わせて作成します。
もちろん布ですので、紙袋のようにしっかりはせず、「くたっ」となります。
当店でも、稀に依頼を受けて作成しますが、ほとんど作成することはありません。
幼稚園や学校からのプリントにこのような絵が描いてある場合がありますが、便宜上の画であり、ほとんどのケースでは、下の三角マチになると思って良いです。
次にこちらのバッグをご覧ください。
マチが底にあるタイプです。
入園・入学用のバッグは、ほとんどこのタイプです。(9割以上の業者さんがマチと言えばこれを指します)
このマチの事を三角マチ(底マチ)呼びます。(バッグを作った後、底を三角につまみます。つまりマチを解けば通常のマチなしバッグに戻ります)
似たようなもので、折マチや三角を外側に出すマチもございますが、特に指定がない限り、当店では一般的な三角マチでお作りしています。
Point
布バッグのマチとは、厚みのあるものを入れた時に不格好に広がらない為につけるものであり、通常は底の部分につけたものを指します。
(一般には三角マチを指します)
三角マチは、バッグを作成した後に、底の部分をつまむ方法です。
上図の例では、縦30cm×横40cmバッグに6cmのマチをお付けしています。
するとバッグの実寸は、縦27cm×横34cm、マチ6cmとなります。
(袋口は40cmですが、下部の幅は34cmとなります)
Point
三角マチは、バッグ作成後につけるマチです。マチ取付前に比べ、縦横の寸法が小さくなることを理解しましょう。
(マチが大きくなるほど、その分縦と横が小さくなります)
三角マチの場合は、袋口の大きさと底の横幅の長さが異なります。
当店へのサイズ指定時には、下記をご参考に a(タテ) b(ヨコ) c(マチ)をご指定下さい。
依頼寸法 |
上図の a、b、cを依頼して下さい。
(この際袋口はb+cとなります) |
例1 |
上図の場合、依頼寸法は下記のようになります。
(この場合の袋口は40cmとなります) |
例2 |
上図の場合、依頼寸法は下記のようになります。
(この場合の袋口は46cmとなります) |
Point
a(タテ)、b(ヨコ)には、マチを含めないサイズを記入して下さい。
袋口はb(ヨコ)+c(マチ)の長さとなります。
よく見かける幼稚園・小学校のプリントを例にまとめました。
※この際袋口は40cmになります。 |
※この際袋口は46cmになります。 ※念のため、三角マチで良いか確認をおすすめします。 |
※図だけでは、不明瞭につき、マチ6㎝は40㎝に含めるのか含めないのか確認をおすすめします。 |
Point
先生の解釈により、曖昧な指示(プリント)も多く存在します。
ご不明な場合は、「マチを横のサイズに含めるのか」、あるいは袋口が何センチなのか確認をおすすめします。
マチは、あった方が何かと便利に思えるかもしれませんが、自分の判断で付けると、その分全体が大きくなったり小さくなったりする場合があります。
(園や先輩ママさんに確認すると良いでしょう)
絵本バッグ等で、絵本を3~4冊入れる場合について特にマチを付ける必要はございません。
大きなマチを付けると、何もない状態のとき不恰好になります。割と大きなお道具箱やお布団を入れるバッグなどはマチをお奨めします。
巾着類でマチを付ける場合、特にお弁当袋やコップ袋などは下記をご参照ください。
巾着袋の場合も同様に下記についてご指定下さい。
※この場合も袋口の大きさはヨコ+マチの長さとなります。 |
Point
巾着袋も、レッスンバッグと同様、袋口の長さと底の幅が変わってきます。
中身の大きさに合わせてb(ヨコ),c(マチ)を決め、絞った分の余裕を考慮してa(高さ)を決めるのが良いでしょう。
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